2020年1月16日

家づくりのファーストステップ

家づくりにおいて、最初の難関は「資金計画」です。

資金計画がブレてしまうと、家づくりにかかる費用が高額になってしまいます。
住宅ローンの借入額というのは銀行が貸せる金額ですので、余分に借りる必要はないのです。
借入額を抑えた上で、良い家を建てるためには、資金計画を把握することが大事です。

皆さんは
「注文住宅 〇〇坪 〇千万円!!」
のようなチラシや広告の文言を見たことがあると思います。
この「〇〇坪 〇千万円」というのは、概して「建物本体価格」だけの金額です。

注文住宅を購入する場合、大きく分けて4つの項目で資金計画を作成します。
1.土地価格
2.建物本体価格
3.付帯工事費用
4.諸費用

例えば、建物本体価格が2500万円で土地価格が2000万円だとすると4500万円ですが
付帯工事や諸費用で500万円かかると、合計で5000万円かかります。

もし、金利1%での住宅ローン借入額が5000万円ではなく4500万円だったとすれば、
最終的に支払う利息額も100万円近く変わってきます。

お金が有り余っている場合は、良い土地と良い建物にとことんこだわって建築されると良いかもしれませんが、多くの方は予算はなるべく抑えていきたいはずです。
そのため、資金計画ではどこにお金をかけて、どこにお金をかけないかが重要となります。

そして、付帯工事や諸費用というのは、建物や土地と比べると少なく見られがちですが、住宅ローンの手続きや地鎮祭、お引っ越し、水道管の引込み工事など全て合わせるとかなりの金額がかかります。
例えば、多くの住宅会社ではガレージやお庭などの「外構工事」を建物本体工事には入れておりません。
付帯工事となるのです。
そのため、外構工事を「ざっくり100万円」のように計算してしまうと実際は200万円かかったなんてことにもなるのです。
ですので、付帯工事費用や諸費用も含めて、予算の範囲内かどうかをしっかりと考えていくことが、資金計画においては必要となります。

弊社では、ご訪問を頂いたお施主様には必ず住宅ローンや資金計画などの「お金」の話をまずお話し致します。

お施主様が欲しいお家は「土地にお金をかける家づくり」なのか、「建物にお金をかける家づくり」なのか、はたまた、「お庭を充実させた家づくり」なのか、家づくりの目的が決まれば、どこに予算を振り分けるのが最適なのかが見えてきますので、資金計画を作成するときはまずは「家づくりのテーマ」からお考え頂くと、住宅会社さんとのミーティングでも、方向性がブレずに進むかと思います。

弊社では「お金」のお話に加え、「家づくりのテーマ」をお伺いし、数回のミーティングに分けて「家づくりの勉強」を行います。

皆さんの家づくりが成功するかしないかに大きく関わる資金計画は、住宅会社にとっても非常に重要なステージですので、M-1 HOMEスタッフ一同、家づくりの最初の難関である「資金計画」をお施主様と一緒に考えてゆきたいと思います。

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