住宅アドバイザーの紹介

三村 一人
昭和39年11月16日生まれ
大阪市出身
株式会社エムワン　代表取締役
株式会社Calm　代表取締役

・マイホーム購入時のエピソード

私は30歳の時に、夢であったマイホームを購入しました。
専業主婦の妻と幼い子供2人を養う立場でしたが、その時私は一般企業のサラリーマンで
給料は手取りでいうと月23万円でした。
元々住んでいた借家は、隣の家と壁一枚を隔てただけの長屋のような建物で、子供たちが大声で走り回ると近所迷惑になるため、「静かにしなさい」と怒らなければなりませんでした。
私たち親は我慢さえすれば住める家でしたが、子供にはいつまでもそんな思いをさせたくないという気持ちと、自分の城を持ちたいという夢もあり、マイホーム購入を決意しました。

安月給だったため、貯金が無かったので頭金は妻の両親に助けてもらったということもあり、その当時の私は相当焦っていました。
1社の不動産屋に紹介された土地、工務店、構造や間取り、値段など家を購入するときには必ず熟考する項目を全て別の会社と比較せずにすぐに決めてしまったのです。

契約を交わしてから、「断熱材をつけるなら○○万円追加が必要だ」「ここに扉をつけるならオプション料金が必要だ」など、今では考えられないような販売をされましたが、無知だった私は「家を建てるのは大変だな」くらいにしか思っていませんでした。

結局、最初に言われていた金額よりも300万円ほど高くなった上に、設計も施工もずさんだったので
無駄な柱が存在したり、階段が異常に急だったりと、狭く住みにくい家が完成しました。
子供たちが走り回ることはできませんでした。

あの時、焦る気持ちを抑えて、不動産屋さんや工務店さんの言いなりにならなければ
もっと満足できる家が建ったかもしれません。

このような失敗は私だけではないと思います。
家というのは一生に一度の買い物になるので、失敗だと思うような
経験にしたくはないはずです。

そこから私は建築の世界へ入り、猛勉強をして一級建築士となりました。

苦い経験をしているからこそ、お客様の立場になって考えられるかと思います。
我々建築家はただの建物を造っているわけではありません。
お客様が幸せを感じて笑顔になれる未来をつくっております。

このような想いで、お客様ひとりひとりに向き合っておりますので
なにとぞ、宜しくお願いします。