スタッフブログ:【家づくり】旗竿地とは??
おはようございます!
M1-HOME スタッフもこです(^^)
都市部などの住宅が密集しやすいエリアで、特殊な形状の宅地を見かけたことは
ないですか?竿付きの旗のような形状をした特殊な形状の土地は「旗竿地」と呼ばれ、
整形地とは異なる特徴を持っています。今回はそんな旗竿地のメリット・デメリット等
についてざっくりですが書いていきたいと思います!!
旗竿地とは??
旗竿地とは、竿付きの旗のような形状の土地のことです。
道路に接している出入り口部分が細長くなっていて、
その奥にまとまった敷地がある土地のことを指します。
↓こんな形をした土地です
建築基準法には接道義務があり、原則4m以上の道路に対して、接道(道路に接する部分)
が2m以下の場合、建物を建てることが出来ないという決まりがあります。
そのため建物を建て事が出来る旗竿地は、接道の幅、竿部分の敷地幅が2m以上必要です。
また以前は1.8m以上あれば建物を建てる事ができたみたいですが、建築基準法の改正に
よって2mに変更されたため、改正前に旗竿地に建物を建てていた場合、再建築不可に
該当する可能性があります。
旗竿地のメリット
・価格が相場より安い
旗竿地の1番のメリットは、価格が相場より安い傾向にあることです。特殊な形状を
している為、周辺の土地と比較して2~3割程度安く購入できる可能性があります。
土地をリーズナブルに入手できる分、建物に予算を回すことができるのもメリット
だと言えます。また全体の予算を抑えることもできます。
・静かに暮らせる
道路から奥まった敷地のため、車や通行人による騒音が比較的少なく静かな環境で
過ごすことができます。道路を走る車の騒音や通行人の目線も気になりません。
お子様がいる場合、玄関を出てすぐに道路がないというのは、飛び出しなどの
危険も少ないので安心して暮らすことができます。
・路地の工夫で楽しめる
長い路地を逆手にとって、花壇をつくったり土間を設けたり、玄関収納を充実させたり...
また幅が2m以上あるのならば、駐車場としても活用できます。
その他は外装コストを減少できるなども挙げられます。
旗竿地のデメリット
・日当たりや風通しが悪いケースが多い
旗竿地は奥まった敷地になるため、周囲の建物に囲まれるケースが多く、
1階部分の日当たりや風通しが悪いケースが多くなっています。
日当たりを重視したい人は、注意しなければなりません。
ただリビングを2階にしたり、吹き抜けや高窓をつけるなど工夫次第では
日当たりや風通しを確保することも。
・建築コストが高くなる
接道している間口が狭いと建築や解体をする際に、重機が中まで入っていけない
場合があります。そうなると職人さんの作業が増えてしまうので工事費が高くなって
しまう可能性があります。また電線・水道管の引き込み工事が必要となってくれば
追加で工事費もかかってきます。そのため、前面道路に2m接道していれば建物を
建てられるとはいえ、大型車が入るくらいの間口がある土地を探す必要があります。
・駐車スペースの幅に制限がある可能性
旗竿地の敷地延長部分に駐車をすることが可能ですが、路地の形状や車のサイズなどに
よって駐車場として使いにくくデメリットになる場合があります。路地に十分な広さがあれば、
路地部分を活かして縦列駐車で2台分の駐車スペースが取れることもあり、この場合は大きな
メリットになります。普通車でも1.8mの幅がありますので、駐車スペースとして使う場合は
乗り降りの事も考えると間口3m以上ないときついかもしれません。
【旗竿地を購入する際にチェックすべきポイント】
・路地部分の幅と長さ
・接道義務を満たしているか
・工事車両が通行できる幅かどうか
・電気や水道の引き込み状況を確認
・周辺の土地の工事予定 ・周囲が空き地の場合工事予定があるか
など
特殊な形状の旗竿地ですが、静かな環境で暮らせて、相場より安い費用で土地を購入できる
といったメリット、また建築コストが高くなる可能性や日当たりが悪くなりやすいといった
デメリットももちろんあります。購入を考えてる場合は、実際に土地を見に行くこと!
旗竿地の特徴、デメリット部分も理解した上でチェックすべきポイントを押さえ慎重に
判断をしましょう!
以上旗竿地についてでした!
それではまた(^^)/